2025年 年頭のご挨拶

2025.01.06お知らせ

令和7年の新春にあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
皆様には、穏やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、日頃より、当法人の事業活動に対しましてご理解とご協力を承り、厚く御礼申し上げます。
 

令和6年は、元旦に能登半島地震が起こるという悲しい出来事から始まりました。その後も全国各地で豪雨災害が発生いたしましたが、被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げ、復旧・復興を心より祈念申し上げます。
 

世界では、ロシアのウクライナ侵攻に続く、ハマス・イスラエル紛争の激化、世界的な異常気象と気候変動に伴う災害の激甚化など、危機的な状況が続いています。昨年、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞するというとても嬉しいニュースがございましたが、核兵器が実際に使われる懸念が、世界的にかつて無いほど高まっていることも背景にあると思われます。
 

日本国内では、全般的な物価高、エネルギー価格の高騰、人手不足とそれに伴う企業倒産など、私たちの命と暮らしが危ぶまれる事態が続いております。企業倒産では業績30年以上の老舗企業の倒産が3割を超えておりますが、事業者様からの事業継承に関するご相談、地域で不足するサービスを協同労働でつくりたいという市民の方々からのご相談も、年々増えてきております。私たちはそうした地域の願いを受け止め、課題や問題意識を感じていらっしゃる市民・団体の皆さまにも主体的にかかわることを呼びかけ、仕事おこしを通じて共によりよい社会をつくる、そうした存在となりますことを願い、精進していく所存です。
 

一昨年、当法人内で判明しました子育て関連事業における不適正報告事案では、利用者の皆様、自治体をはじめ関係の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことについて、衷心よりお詫び申し上げます。第三者調査委員会より提言いただきました、人員不足に対する法人全体としての取組不足、自治体とのコミュニケーション不足、法人本部・事業本部・現場におけるコンプライアンス意識やガバナンスの不足があったことを真摯に受け止め、引き続き再発防止に全力を挙げて取り組んでまいります。
 

本年も、協同労働を通じた職場内外でのよい仕事の促進、地域課題の解決にむかう仕事おこしに、地域の皆さまとともに取り組んでまいります。これまでのご愛顧に改めて感謝いたしますとともに、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 

皆さまにとりまして令和7年が素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
 
 

労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団
代表理事 平本 哲男

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