「鳥取市社会的な居場所づくり支援事業」が、7月1日から始まりました。鳥取事業所がこの公募型プロポーザルに挑戦し受託が決定したもので、就労ボランティア体験事業と学習支援事業の2つの事業からなります。
「支援事業」は国の補助事業。鳥取県内では初めての試みとなります。鳥取事業所では、5名の新規採用のスタッフ(組合員)と西村所長がこの事業を担当します。
●「すてっぷ」で学ぶ楽しさ実感!
学習支援事業は、十分な学習環境になかった生活保護世帯の子どもたちを対象とした学習の場です。教室名は「すてっぷ」と名づけられ、12名の中学生を対象に、7月25日から運営が始まりました。12名のうち3年生が8名で、残りが1、2年生。全体を4つのグループにわけて、一日2時間、週2回程度(一人ひとりの状況にあわせる)の割合で、5教科を学びます。
今は夏休みの宿題を中心とした学習となっており、「支援事業」の2名の先生(組合員)のほか、大学生の先生も加わって学習支援をしています。
「きちんと勉強してくれるかな」との心配をよそに、子どもたちはとても意欲的に教室に通ってくれているようです。
学校の友人が塾などに通っているなかで、「すてっぷ」の子どもたちにとっては初めての「塾体験」。「塾」に通うことができるのを、楽しんでいるようです。
リーダーの長尾先生は、「家庭訪問もしないといけないし、大学生の先生への指導も必要なので、忙しくてたいへん」と言いながら、「教職に就きたかった」という願いが実現でき、生きいきと教室を運営し、教室のレイアウトなどにも工夫を凝らします。
みんなでカレーを作って食べるイベントも企画。月に一度はこんな楽しい取り組みも行い、学習の意欲を高め仲間づくりをすすめます。
●事業所の総合力を活かして
「すてっぷ」には、市内各地から子どもたちが通います。そこで子どもの安全と見守りを確実なものとするため、この学習支援事業は送迎つきです。「これがまた大変」と西村所長。そこで子どもの送迎は、病院送迎業務と結びつけ、事業所の総合力を発揮して
学習機会に恵まれなかった子どもたちの支援に、担当の組合員以外の仲間がかかわることで、事業所全体が社会連帯経営に向かっていく状況をつくりだしています。
就労ボランティア体験事業も始まっており、すでに神社の落ち葉清掃などに取り組んでいるようです。(新たな展開は、このニュースで紹介していきます)
※鳥取県生活福祉課のホームページを見てね
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