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【新潟エリア】 白米・玄米プロジェクト~米一合運動~

活動報告

 

米どころ新潟で明日食べるものがなく困っている人がいる!!

 

 

私たちは、国のモデル事業でもある「パーソナル・サポート・サービス事業」の必要性をにいがた協同ネット(新潟県内で協同労働を広げる事を目的とした有志による集い)を通じて、以前から啓発活動を行ってきました。2011年7月には、元内閣府参与の湯浅誠氏をお招きし、にいがた協同ネット主催のシンポジウムを開催する等、広くその実態や伴走型支援の必要性について訴えかけてきました。

 

 

2012年度から新潟県より本事業を受託した「新潟県労働者福祉協議会」が実施主体となり、新潟市、長岡市、上越市においてセンターが開設され、予想以上の相談が寄せられていると報告されています。その多くが、様々な困難を複合的に抱えている状況で、社会資源のあらゆるネットワークを活用しながら、パーソナルサポーターと呼ばれる職員が文字通り、共に伴走しながら問題の解決にあたっています。

 

 

私たちの組織でも、職員を出向派遣する等で連携・協力する中で、毎月の事業連絡会にも参加していますが、その中で今日明日の食糧や住居に困難を抱えている人の存在を知りました。しかも、明日食べる物もないという緊急の支援が必要な方へ、職員が身銭を切ってインスタント食糧等を提供しているという事実も・・

 

 

こういった切実な現状を知っている人がどれだけいるのでしょうか?本来、こういった課題を解決する仕組みを地域で創っていく必要があるのではないか?そういった思いから、思い付きで米一合運動がスタートしました。まずは、組合員に呼びかけ、関係する様々な組織・団体の方にも呼びかけていく内に、毎月30キロ程の米が集まっています。中には新米も!!その内、メディアにも取り上げられた事もあり、この活動を知った県民の方より毎月郵送して頂いたり(中にはわざわざ持参して頂く方も・・)、協同組合まつりの収益金を米に換えて頂いたりと、少しずつ広がりを見せ始めています。

 

 

→ メディアにも掲載されました 毎日新聞・新潟日報 : 玄米通信201211-2

 

 

米一合運動からフードバンクの取り組みを目指して・・・

こうした活動を通じて、柏崎でフードバンクに取り組む方や上越にも個人で取り組んでいる方の存在を知り、「もったいないをありがとうへ」というフードバンクを県全域で広げていきたいという思いにも高まっています。まだまだ小さな実践ですが、食べ物の豊かなここ新潟県でこそこうした取り組みが大きな可能性を持っているような気がします。今後は、こういった取り組みに働きたくても働けない若者の社会的就労の場としても位置付けていければと考えています。まだまだ未熟な私たちの取り組みから、もっと多くの皆さんからのご支援・ご指導・ご協力に結び、共感の輪へ広げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

 

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